テンポの弁護士、リチャード・ダンソーは、2002年にテンポはもう一年近くも芸能活動を行っており、プエルトリコにはいないのだから、彼に麻薬を売った嫌疑をかけるのは無理があると主張していた。
しかしながら裁判官は、陪審員の量刑は動かしがたいもので、疑いのないものであると結論づけ、量刑を軽くすることは難しいとした。
「私は独自に量刑を計算しました。一日一日、月ごとに精査したら、たしかに彼が島外にいた月がありました。それは2002年の5月のことです。しかしたった19日間です。証人によれば、ある月に彼は2㎏のヘロインを売っています。疑いありません」こう言明した。
ドミンゲス裁判官は、テンポが5人のグループで主導的な役割を果たしていたことを示唆した。
「これは、私の裁量です。残念ながら情状の余地はありません」こう連邦裁判官は明らかにした。
弁護側は、証人フェルナンド・パガン・フローレスの、“事件から手を引こうとしたとき、テンポとブッダはいなかった”という証言に触れることを主張した。
「フローレスは2001にテンポはいなかったと言っています」こうデンソーは主張した。
同様に、弁護側はテンポがヘロインを売ったとされる時期に、彼がマリファナを持っていたと言うものはいても、ヘロインを所持していると証言する者はいない、と主張した。
「万が一テンポがそこにいたとしても、彼がヘロインを売ったという証拠はない。それがヘロインの取引だったという記録はまったくない」こう強調した。
ウォーレン・バスケス検事とともに公判を担当したアントニオ・バソン検事は、判例に則った最大の量刑を求めた。「プエルトリコを覆う深刻な問題であり、麻薬密輸犯に対し見せしめになるようになれなければなりません」こうドラマティックに語った。
ドミンゲス裁判官は公証人とともに量刑を計算した後、当該する判例に則り、292~295週間拘束すると判決した。
陪審員の一人が、テンポの友人であり彼とともに訴えられていたブッダことフランシスコ・ムリエル・カスティージョの無罪を言い渡した。テンポには、ヘロイン、コカイン、マリファナ、クラックを含む大量の麻薬を保持し、それの売買を共謀したとして有罪とした。
さらに、テンポが30㎏もの大量のヘロインを扱い、彼が麻薬組織で指導的な役割をなし、武器を使用したと認め刑を加重するとした。Primera hora 23/04/05
miércoles, mayo 11, 2005
Suscribirse a:
Comentarios de la entrada (Atom)
No hay comentarios.:
Publicar un comentario