sábado, abril 30, 2005

新セクシーダンス「レゲトン」

 新セクシーダンス「レゲトン」ブームが今夏、日本に上陸。ダンスシーンを席巻しそうだ。

 このほど、キューバ人ダンサー、ヤジが来日。日本人のメグ・チエら3人で日本テレビ系の人気ダンス番組「少年チャンプル」(木曜深夜)に出演し、レゲトンを初披露した、5月12日放送。

 レゲトンはプエルトリコ発祥で、昨夏からニューヨークのクラブシーンを席巻。レゲエチックな音楽と腰をブルブルシェイクし、スカート姿の女性が逆立ちしながらM字開脚で踊る、激しくも超セクシーなダンス。

 そのレゲトンの王様、ダディー・ヤンキーが5月11日に日本進出アルバム「ガソリーナ」(ユニバーサル)を発売するなど、日本でも盛り上がり必至なのだ。

 番組収録を終えたヤジは「女性が踊ればダイエットになるし男性には若い人だけでなくお父さんにも、見てもらいたいワ」とPR。確かにむしゃぶりつきたくなる?ZAKZAK 2005/04/28

テンポに24年の禁固刑(1)

禁固24。

陪審員が、テンポことダビッド・サンチェス・バディージョは、ポンセにあるホテル、リリオス・デル・スールにおいて約30㎏のヘロインを売りさばくのを共謀したと認定したのを聞き、ダニエル・ドミンゲス連邦裁判官は、テンポに対し禁固292週間と5年間の保護観察を言い渡した。

「お願いです。裁判官閣下、正当な裁きをお願いします。色々な要因を考慮して下さい。私には、二人、娘もいます。彼女たちは私の希望です」。テンポは裁判官に懇願した。

「ここには、私の家族が来ています。ママ、とても愛してるよ。お父さんとお母さんの子供でよかった。おばあちゃん、おじさんたち。裁判官閣下、妻にも感謝してます」。昨日の判決の言い渡しで、テンポは、涙を抑えきれずに嘆願した。

ドミンゲス裁判官は、弁護側が主張するように、ダビッド・サンチェスが芸能活動のため少なくとも約1年間プエルトリコを不在にしていて、30㎏ものヘロインを売ることができたのかどうかを精査するため、彼の権限で公判を延期していた。それが認められれば、判決は約10年にまで縮小していた。

「これが、初犯であること。君が優れた俳優であり音楽家であるなど、刑を軽減する点はいくつかあります。しかしながら、それは逆に重くする点でもあります。君は、若者の手本にならなければいけない立場であって、麻薬に関わるなどやってはいけないことです。君は見習ってはいけない、最悪の手本です」。裁判官は、24年と3ヶ月の刑を言い渡した。Primera hora 23/04/05

jueves, abril 28, 2005

レゲトン熱(4)

アトランタのレゲトン
アトランタもこの流行りのリズムに魅了されている。ペレオのコンテストを行い、優勝者に1000ドルもの賞金を出す"Catracha"や"Carnaval"のような、たくさんのディスコも現れているほどだ。「ラティーノやメキシコ人のクラブではみんなそうだよ。アトランタでもすごく流行りだしている。2003年にダディ・ヤンキーとニッキー・ジャムが来た。今年になってたった2年しか経ってないのに、ギャラは9倍になったんだ」。アトランタでのレゲトンの爆発について、フォーカス・クリエイティブのマイケル・ピンソンは語る。
人気を確かなものにしながら、来る4月8日、テゴ・カルデロンのアトランタ公演が行われる。Atlanta Latino 30/03/05

miércoles, abril 27, 2005

レゲトン熱(3)

セレモニー・マスターたち
ダディ・ヤンキー、本名レイモンド・アジャラによるクロスオーバー、スタイルのミックスは、『Barrio fino』をトップセラーに押し上げた。このアルバムに収められているヒット曲「Gasolina」は、北米、カナリア諸島、イタリア、そしてフランスででも流れている。
プエルトリカン、ウィリアム・オマール・ランドン、ドン・オマールは、12歳で曲を書き始めた。プエルトリコ、ビジャ・パルメラスの貧しい社会階層で育ち、麻薬の絡みで何度か司法上の問題を起こしたことがある。最新ヒット「Dale don dale」のスーパーヒットは、このジャンルの明るい未来を期待させる。
テゴ・カルデロンは、「レゲトンの大立者」と見られている。ニューヨークの伝説的なクラブ“コパカバーナ”は、彼が「Guasa, guasa」などすばらしいヒット曲を歌うのを目撃している。Atlanta latino 30/03/05

lunes, abril 25, 2005

レゲトン熱(2)

パナマとプエルトリコ
多くの人は、曲の内容は女性差別的だと言う。しかしまた他の人に言わせれば純粋な楽しみである。この音楽は、90年代の始め、パナマとプエルトリコからの移民によって発展しながら合衆国で起こった。今は大西洋の両側まで広がって、ヨーロッパ人までもがやっているけれど、その最も人気のある説教師、あるいはMC(セレモニーマスター)は、プエルトリコのビコCとパナマのチチョマンだった。

スペインでは、ドン・オマールが国境を越えて「Dale Don dale」と「Obsesion de aventura」で成功している。けれどもそれより前に携帯電話の着メロの売り上げで、エクトル&ティトの「Baila morena」やロルナの「Papi Chulo te traigo..el mmm」が、国内のアーティストのものを凌駕していたのだ。

レゲトンは様々なスタイルを、誰も逃れられないようなシンプルさで混ぜ合わせてしまう。ほんとうに様々なものからで、レゲエは-多くの関係者がこの音楽の革命が増大していくときリズムが前面に出てくることを言うのだが-あまり多く感じられない。

歌詞が生まれるフレーズはラップから直接来たもので、エル・トンとも呼ばれるコロン(パナマ)で受胎したとき、「レゲトン」と名づけて呼ぶようになった。Atlanta Latino 03/30/2005

domingo, abril 24, 2005

<G!>

芸文社の『ローライダーマガジン』6月号別冊、<G!>という雑誌にレゲトンの紹介記事が載ってます。ぼくが書きました(笑)。レゲトンの紹介と、これからぼちぼち出る日本盤の紹介。ダディ・ヤンキーのインタビューです。

BLAST 06

先日発売のヒップホップ専門誌『BLAST』6月号に、レゲトン特集があります。トータル16ページの大特集ですね。内容は、
1)ダディ・ヤンキー、インタビュー
2)ピットプル、インタビュー
3)トニー・タッチ、インタビュー
4)二木崇さんの『レゲトンの夜明け』
など、後はDJやショップへのインタビュー、大量に出回り始めているレゲトンミックス盤紹介などです。
トニー・タッチのインタビューが最もレゲトンのレゲトンらしいところがよく分かるいいインタビューだと思いました。
それから、ダディ・ヤンキーのインタビューはユニバーサル提供のオフィシャルで、プエルトリコのユニバーサルの人がインタビュアーのものなんですが、日本語訳はかなりいい加減です。マルビン・サンチャゴをマルティンとわざわざ訂正してくれているのは、まだ理解できるにしても、チケットの売り上げの記録を作ったとしか書いてないところを、白人の記録を作ったなんて訳すのは??ですね。
スペインの雑誌に載ったオリジナルがここから手に入ります。ぼくが他の雑誌のために手を入れたもう少しましな訳はここです。

jueves, abril 21, 2005

レゲトン熱(1)

 ダンスフロアーで、そのリズムを聴いてレゲトンの魅惑に逆らえる者はいない。それは、ダンスとムーブメントそしてリリックの炸裂である。レゲトンと呼ばれる新しい音楽のジャンルは、北米、ラテンアメリカ、スペインの放送局やディスコ、パーティ会場を占領してしまった。

レゲトンは、"ペレオ"と呼ばれるこの音楽で踊るダンスと共に、聴衆を中毒させている流行のスタイルである。

ラティーノたちは、北米のギャングスターの真似をしたがる。彼らは群れをなし徒党を組み、ラップや都会的な言い回し、ブランドのついた衣服を崇拝する。また、彼らの一部はセクシャルな歌詞、騒々しいリズムの擁護者で、またあるときは社会の変化を求めたりするのである。

しかし勝利したものは、まったくのエンターテイメントである。ニッキー・ジャム、テゴ・カルデロン、ドン・オマール、ジョマール、マグネテ&バレンティーノ、リト&ポラコ、エクトル&ティト、こうした連中のリリックは、ペレオするとは、身体を揺すぶること、でも踊りながらやるんだと観客に教えている。しかし矛盾しているようだが、*ペレオする人たちは「猫ちゃん」と呼ばれているのだ。Atlanta Ltino 30/03/05

*ペレオする=Perrearは、Perro(犬)という名詞の動詞化。犬がちんちんするような踊り方から来るとも言われる。「ちんちんする猫ちゃん」まったく盛りがついてどうしようもない、って感じ?

martes, abril 19, 2005

Don Omar y Tego en Así soy

ドン・オマールテゴ・カルデロンが先週木曜マイアミのダウンタウンにあるルテラナ教会で撮影したビデオ作品"Asi soy"の監督カルロス・ペレスは、二人をひじょうに面白いユニットだと語った。

この曲は、ドン・オマールのアルバム『Los bandoleros』のプロモーションキャンペーンの一部で、一見まったくタイプが違って見える二人のラッパーを一本のトラックに収めて紹介する。

『エセナリオ』とのインタビューで、ペレスは、「この仕事はデジタルで行われているけれど、たんなる直線的な叙述というより、それが解釈を伴ってるという点で十分に有機的だと思う。ドン・オマールは、ここ数年の彼のキャリアで起きたもろもろの出来事に関係したある人生を歌ったひじょうにプライベートな曲で登場する。感情を吐露するというより、この曲は彼が観客の前にすべてをさらけ出すとても個人的なものなんだ」。

技術的な点では、このビデオでドン・オマールは、いつもよるずっとゆったりと歌っているとペレスは言う。

「ここで彼はトゥンバを持って現れる。これまでとは全く違ったものになってるんだ」と監督は強調している。

ラッパー、テゴ・カルデロンの登場する部分についてペレスは、リトル・ヘイリーとして知られるフロリダ州マイアミのダウンタウンにあるプエルトリコ人地区で撮影されたと明かした。その他のシーンは市内のルテラナ教会で収録された。

ビデオの中でドン・オマールとテゴ・カルデロンの物語は歌詞ではにひとつになっているが、必ずしもこの中ではそうではないと語った。

「ふたりを一緒に歌わせる必要はないんだ。それで、お互い独立した形で参加するようにした。この歌でドン・オマールは、リラックスした声で出ていて、テゴ・カルデロンは、一種の支えとなっている。われわれは、別々なシーンを、声で統合しようとしたんだ」とペレス。

12時間にわたってこのビデオを撮影した監督は、とてもナチュラルな要素が撮れたと語る。

「たとえば、教会の中でドン・オマールがアメリカ人のゴスペル”コーラスと一緒に歌うのを見ることができるでしょう。外では1940年代のクライスラーが使われています。とても古い車で映画『ゴッドファーザー』で使われたものと同じです。こうしたものが、歌手を情緒に満ちた映像で登場させるのです」とペレスは語る。

ペレスが強調するのは、この仕事の最も主要な目標は、「ドン・オマールのキャリアで特別な時期にリリースするひじょうにプライベートな作品--周囲がすべて彼認めないときでも、ずっと彼と一緒にいた仲間とともに作るので特別な思い入れを持った曲に、映像としても価値あるものにしようと言うことだった」。

最後にビデオの監督は、このビデオクリップ"Asi soy"で、人尊厳と敬意を持って描かれた人と人の繋がりの結果が見られるでしょうと語った。18/04/05

lunes, abril 18, 2005

テンポへの判決延びる

ダニエル・ドミンゲス連邦裁判官は、テンポことダビッド・サンチェスに対する麻薬事件の判決の言い渡しを、4月22日午前9時30分に延期すると発表した。裁判所は昨日木曜を予定していたが、2002年に逮捕されたサンチェスに大量の麻薬を渡した証人の証言を待つため延期を決めた。テンポはアレックス・ガティージョことアレクシス・クレスポ・エチェベリーアによって経営されていたホテル、リリオス・デル・スールで麻薬の売人をしていたとされている。

裁判の証拠の一部として弁護側リチャード・O・ダンソー、アントニオ・R・バソン、ウォーレン・バスケスは、サンチェスの逮捕時に見つかった麻薬の量を特定する証人の証言を提出するために必要な時間を要求していた。押収された麻薬の量は量刑を言い渡すために重要な要素となる。先の4月8日、ドミンゲス判事は証言を昨日木曜の裁判にはに間に合うよう命じていた。文書は昨日届き、裁判官は決定を破棄して、さらに数日与えた。15/04/05(EFE)

viernes, abril 15, 2005

ブラック・ミュージック・レビュー

今月10日発売のBMR、ブラック・ミュージック・レビュー5月号に、レゲトン特集が載ってます。N.O.R.Eのインタビューに、紹介記事が一本。来月はテゴ・カルデロンとダディ・ヤンキーのインタビューも掲載されるとのことです。

ダディ・ヤンキーの『バリオ・フィーノ』の日本盤は、来月11日の発売です。すでに、輸入盤は店頭に並んでいます。
「レゲトン」いったいどうしたことなんでしょう?(^o^)