ラテン・ミュージック・シーンで、15年以上も安定した成長を続けてきたダディー・ヤンキーは、レゲトンのアーティストろして広く知られるようになった。
プエルトリコの日常的な文化の中に潜む、恋愛や友情関係への思いを綴った彼の作品は、クラブ・シーンに定着したレゲトンのクラシック的な存在だ。NASとのコラボレーション (二人は 「The Profecy」 を一緒にレコーディングした) や、ミックステープの伝説、そして有名DJであるトニー・タッチと一緒にアルバム 『The Peace Maker』で共演するなどの機会をもたらした。テラー・スクワッドの 「100%パーセント」のPVにカメオ出演もし、『One Tough Cop』”のサントラには彼の曲 「Posicion”」が含まれもした。
2003年には「Los Home-Runes」が記録破りのセールスを達成したあと、プエルトリコの伝統的なロベルト・クレメンテ・コロッシアムで、満員の観客 (12,000人強) とともに踊りまくったイベントを実現。彼の並はずれたフリー・スタイリングの才能、そしてエネルギッシュなステージ・パフォーマンスによって、ファンは熱狂し、マスコミはそれを絶賛した。“Ahora Le Toca Al Cangri” と題されたこのショーは、ヤンキーの歌手生活にとって最も重要な舞台となり、レゲトン・ミュージックにとっても歴史的なイベントとなった。
そして2004年7月、いよいよアルバム『ガソリーナ』が発売された。レゲトン・ミュージック・ファン待望のアルバムだ。子供の頃から、一貫したサルサ・ファンだった彼は、このアルバムでプエルトリコの伝説的なサルサ・シンガーの一人 Andy Montanez と、“Melao” という曲で共演を果たした。そればかりではなく、このアルバムは彼の今までの作品の中でも、断然、完成度の高い作品に仕上がっている。『ガソリーナ』で彼が狙ったのは、レゲトン・ミュージック・シーンにおける自分の地位を維持し続けるということだけではなく、このジャンルを広く紹介し、競合するアングロ・マーケットにクロスオーバーして行くことだったのである。OngakuDB.com
viernes, mayo 13, 2005
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